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始めに
S14お疲れ様でした。
S12で初のレート2000を達成して以来、3度目のレート2000を達成することができたので、今回も記念として記事を綴らせていただきました。
(S13は最高1989で乗せることができず…)
並びはS12のものと同じですが、型が少し違うのでよかったらS12の構築記事も見ていただけると嬉しいです。
リンクはこちら
http://kanicreamkorokke.hatenablog.com/entry/2018/11/07/003941
使用構築
結果
TN Makise Kurisu 最高2034 最終1956
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構築経緯
S12のメインロム構築の反省点として
・グロス軸に微不利、対処の立ち回りが曖昧
・グライオンに大幅に隙を見せる
・砂選出しない際に霊獣ボルトロスに大幅に荒らされる、リザードンYに壊滅させられる
等の改善点が挙げられた。
これらの問題点の解消法として、まずカプ・コケコの型をメガネ型からめざ氷搭載の瞑想デンキZの型に変更。それに伴い持ち物を「こだわりメガネ」から「デンキZ」へ。以前使っていた際にとんぼがえりによる対面操作が好感触だった為、とんぼがえりを残し技が決まった。
打ち分け可能な型にしたことで、拘り解除のインターバルを無くし相手に与える隙を減らしたのと同時に、積めば相手のサイクルに穴を開けられたり、苦手な霊獣ランドロスやグライオンへの打点も獲得した。
次にカプ・レヒレ。S12ではテンプレートのABミミッキュを抜けるようにS実数値を118としていたが、ヒートロトムに抜かれる事が多くなったので、今回は最速テッカグヤ(S実数値124)抜きまで振ったヒートロトムを抜くためにS実数値を126に変更。
結局スカーフ持ちや準速、最速は抜くことができないが、耐久もこれ以上落とすわけにはいかないので今回はこの調整で採用した。
ナットレイは、以前と比べて叩き落とすを打つ機会が減ったと感じたので技を変更することに。叩きおとす以外の技三つはそのままにし、最後はステルスロック一回+ボーマンダの流星群で霊獣ボルトロスを落とせる点に注目し、ステルスロックを採用。調整は以前の同じものを使用することにした。
最後にボーマンダ。以前サブロムで使用していた岩雪崩を搭載した両刀のボーマンダがカバルドン+リザードンYに強めだったのでこちらも続けて採用することに。フィールド+羽休めによる接地であくび等の状態異常が無効になることも強味だと感じていたため、流星群を抜いて羽休めを入れ、一応構築が完成した。
だが、竜の舞流星群捨て身タックル大文字のタイプのボーマンダとのマッチングが非常に多く、こちらが流星群を持っていないことで一方的に崩されて負けた試合が多くあった為、ボーマンダをもう一度流星群を持たせた型に。中盤からナットレイの鈍いを使う機会が減ったと感じたのと、1900後半からカビゴンとマッチングすることが増えた為叩き落とすをもう一度採用して構築が完成した。
ギガドリはS12と同じ調整のまま。
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個別紹介
ギガイアス@さらさらいわ
性格 : 慎重
特性 : すなおこし
技 : ステルスロック 重力 岩石封じ 大爆発
努力値 : H244 B12 D252
実数値 : 191-154-155-×-143-45
~配分意図~
HD:
砂下でC197のZきあいだま耐え
砂下でC200のフィールドサイコキネシス2耐え
砂下でC161のZハイドロポンプ耐え
砂下で
臆病のZハイドロカノン最高乱数切って耐え
砂下でC147(臆病C252振り)の珠草結びを99.6%で2耐え
B: 余り
調整はこちらから拝借させていただきました。
http://mastangpoke.hatenablog.com/entry/2017/11/10/214315
(リンク掲載の許可が取れていない為、問題があれば消させていただきます。前回は掲載すらしなかったこと、お詫びします。申し訳ございませんでした。)
前回同様HD調整のギガイアス。今期とても増えていたと感じた水Zのカプ・レヒレのZハイドロポンプも砂下でなら耐えることができるのでHD振りはやはり強いと感じた。
技はステルスロック、大爆発、岩石封じorロックブラストまではほぼ確定で、最後は重力、地震、毒々等色々候補はあるが、今回も重力のおかげで勝てた試合が多かったので、筆者はもう重力しか使えなくなってしまった。
ランドギャラアーゴヨン等の展開構築との試合では、大爆発で素早く自主退場し、ドリュウズでカウンターを仕掛けられる点も優秀である。カウンターならばこの素早く自主退場できる点も活きてくる。
ドリュウズ@ジメンZ
性格: 陽気
特性: すなかき
努力値: A228 B28 S252
実数値: 185-184-84-×-85-154
~配分意図~
HAB:
A+2不一致イカサマ最高乱数以外耐え
HB:
A200テクニシャンのマッハパンチを75%で耐える
A:
ステロ+A↑2 Z地震でHBポリ2を75%で突破(砂ダメが一回でも入っていれば確定)
S:
最速(砂下なら準速に2加速されても抜ける)
調整は今回もこちらから拝借させていただきました。
http://wonderfulrush.blog.fc2.com/blog-entry-147.html
(こちらも前回掲載を忘れていました…申し訳ございませんでした。)
言うまでもなく砂エース。
序盤は意地っ張りで採用していたが、オニゴーリにSを上げられた際に好き放題されることにとてつもなくストレスを感じたので中盤からは陽気に変更。しかし火力はお察し。
陽気にすることで生まれるメリットは、アーゴヨンにSを1上昇、準速のメガバシャーモに2加速、最速のメガボーマンダに1竜舞されても砂下でなら抜ける点、オニゴーリ、準速ミミッキュを抜ける点等が挙げられる。
性格: 無邪気
技: 流星群捨て身タックル大文字羽休め
努力値: A116 C140 S252
実数値: 170-180-150-158-99-189
~配分意図~
C:
ステロ+流星群でH4霊獣ボルトを確定
大文字でD4振りメガルカリオ確定
カラーナットレイ(H181D149 H252 D100振り)を大文字で87.5%で落とせる
共有マンダを流星群で50%で落とせる
A:
B4リザYを捨て身で81.3%で落とせる
AC: 素ヤドランに捨て身→メガヤドラン→流星群でH244 B252 D12なら98.5~の乱数
メタグロス、カミツルギ、ルカリオ、ジャローダを上から叩く為に最速、バレルヤドラン等の受け構築にも強くなれるように両刀で採用。
前回同様羽休めでHPの回復もできサイクルに参加しやすい型にしており、一つの崩しの駒として動くこともできる。
特殊技を見て投げてきたミミッキュにそのまま捨て身タックルで突破や、捨て身タックルに投げてきたヤドランに対して流星群でそのまま突破することもそれなりに多かった。
バレルヤドランの並びを崩す時はこのポケモンをどのように通すかを考えていた。
ナットレイ@フィラのみ
性格: 呑気
特性: 鉄の棘
技:
序盤→ ステルスロック 鈍い 宿り木の種 ジャイロボール
終盤→ ステルスロック 宿り木の種 ジャイロボール 叩きおとす
努力値: H252 A28 B124 D100 (S個体値0)
実数値: 181-118-183-×-149-22
~調整意図~
HB:
A156の+2Zシャドクロ耐え+木の実ほぼ発動(135~160)
A200のマッパ木の実込み3耐え(74~90)
A194の炎拳確定耐え(最大ダメ180)
HD:
PF下C200のサイキネ3耐え(51~60) 木の実込みでいっぱい耐える
PF下眼鏡のサイキネ2耐え(76~90) 木の実込みで3回耐える
A:余り
調整元はこちら
http://collar-erpk.hatenablog.com/entry/2017/11/11/175210
(許可が取れていない為、問題があれば消します。)
(パクってばっかです…)
変更点①
以前と変わってステルスロックを採用。ギガイアスを選出せずともこのポケモンでも撒けるようになった。
ステルスロックを採用することで、サイクルをする際にこちらが一方的に不利にならない、裏のポケモンの圏内まで削ることができる、表選出のサイクルでやや苦手なカプ・テテフの繰り出しを制限させる等、利点は数多くあった。
カプ・コケコ@デンキZ
性格: 臆病
技: 瞑想 10万ボルト めざぱ氷 蜻蛉返り
努力値: B12 C244 S252
実数値: 145-×-107-146-96-200
~配分意図~
C:
H177D133(H212D204振り)HDグライオンをステロ + C+1めざ氷で87.5%で落とせる
754カビゴン(H254D143(H148D100振り))をステロ + C+1 Z10万ボルトでちょうど確定(目安)
無振りリザXをC+1 EF下Z10万ボルトで確定
(H252D4振りならXの状態でもステロが1回入っていれば確定)
H236D4レヒレをステロ+フィールド無しC+1 10万ボルトで75%で落とせる
A特化カビゴンの地震を乱数3つ切って耐える(相手からの突破率18.8%)
変更点②
以前と変わって持ち物をこだわりメガネからデンキZに変更し、技も新しく瞑想、めざめるパワー氷を採用。とんぼがえりはそのまま続けて採用。
これによりこだわりによる技の縛りが無くなり、打ち分けができるようになった他、対面操作の機能を残しつつ強力な崩しの機能を獲得した。
そして何より、グライポリ2やグロスランド等を崩しやすくなったことが一番大きいと思う。
カプ・レヒレ@ウイのみ
性格: 図太い
技:
ムーンフォース 波乗り 自然の怒り 挑発
努力値: H236 B100 C4 D4 S164
実数値: 175-×-162-116-151-126
~調整意図~
H:
16n-1
HB:
A197メガボーマンダの1舞捨て身タックルを最高乱数以外耐える
A189フェローチェのどくづきを木の実込みで3回耐える
変更点③
以前より耐久値を少し下げ、素早さに努力値を大幅に割いてみた。
素早さラインは最速テッカグヤ抜き調整のヒートロトムを意識したが、副産物として準速キノガッサの上から叩けるようになった。
対グロスヒトムの際にはこのポケモンでヒートロトムの削りおよびS判定を行い、このレヒレより速いヒートロトムはスカーフまたは臆病の炎Zと決め打っていたが、後日色んな記事を見てみると準速の炎Zもいくつか存在していた為、この判断方法は危険だと気付いたのと同時に、自分の考察不足が目立った部分でもあると痛感した。最速スカーフにしてみてもよかったかもしれない。
技構成も瞑想型から自然の怒り挑発の型に変更。
自然の怒りは擬似的なステルスロックにもなり得たので、ボーマンダで崩すプランを立てた際にとても重宝した。
挑発は主にポリゴン2やカバルドン、カビゴンの阻止に使用。
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構築全体評価
今回カプ・コケコの型を瞑想めざ氷持ちデンキZの型に変更したことによってグロス軸に強く出られるようになった点、グライオンへの打点を獲得したことによってグライポリ2を崩せる駒にもなれた点は良かった。
今回の課題点であったドリュウズ以外でのリザードンY、霊獣ボルトロスの処理方法をナットレイのステロ+ボーマンダで崩すルートを設けたが、ナットレイがステロを撒くタイミングでリザードンを繰り出されてニトロチャージから全壊…等少し考えればすぐ分かった部分を詰めきれずにいた部分もあったので次回からはその部分もしっかり考えて構築作成していきたい。
ギガイアスピン選出するときもあるがリザードン以外に役割を持てることが少ないのでピン出しはあまりしない…
グロス軸に対しての選出だが、と、の2パターン試していた。
今期当たったグロス軸の被選出を全てメモしてデータをとっていたが、は全試合で選出され、それ以外は本当に人それぞれで最後まで固定の選出が見つけられなかったが、レヒレナットでサイクルを回してコケコを通す動きを取ることが多かった。
あれだけの問題点を挙げたにも関わらず、少しだけしか改善できていなく全体的にまだまだ詰めが甘く納得のいく構築とは言えないのでこれからも煮詰めていきたいと思う。
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最後に
もう一度大好きなギガドリマンダで2000を達成できてとても嬉しく思います。目標であった2050には届きませんでしたが、たくさん得るものがあったので決して無駄ではないシーズンだったと思ってます。
実は、今回も最終日の2日前までは1880あったレートが1570ほどまで下がってしまってメンヘラと化してたのですが、周りのFFの方々が続々と2000に達成しているのを見て、モチベーションが一気に上がりぶっ続けで対戦を続け、なんとか1860まで戻し、最終日で2000まで行くことができました。
次こそはレート2050以上を達成できるように頑張りたいと思います。
あと、「この場面はこうする方がいいよ」や「この構築にはこれ出した方がいいよ」のようなアドバイスがあれば今後の勉強になりますので是非お願いします。
最後に何か質問等ございましたらDMまでお願いします。それではこの辺りで失礼します!
少し似てる…かな?
Special Thanks
・対戦してくださった皆さん
・応援してくださった方々
・最後まで頑張ってくれたパーティの6匹