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【最初に】
はじめましての方ははじめまして。そうでない方はお久しぶりです。
今回は、ポケモンSVのS15でレート2026に到達することが出来たので、記念に構築記事を書こうと思います。
拙い文章かとは思いますが、温かい目で見ていただけると嬉しいです。
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【使用構築と結果】
最終レート:2026
最終順位:298位
TN:オルガマリー
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【構築経緯】
解禁されたら必ず使うと決めていたのでドリュウズからスタートしました。
・砂下という条件付きで色んなポケモンを上から縛ることができる
・持ち前の火力と併せて後出しも許しづらい攻撃性能がある
この2つの強みを活かせるように砂パとして構築を組むことを目指しました。
☑砂起動要員としてバンギラスを採用
SVの砂起動要員はカバルドン、バンギラス、サダイジャの3匹が存在します。
今回は、ドリュウズが不利なポケモンの一部に有効打点を持ち、取り巻きとのサイクルでドリュウズの一貫を狙いやすいことを意識してバンギラスを採用しました。
☑バンドリと併せて選出するポケモンとして、
以下4匹を採用しました。
バンドリ@1の選出を考えるにあたり、序盤から構築を一緒に考えてくれたぴちさんから
「ドリュウズは使用率高いポケモンの死に出しで簡単に止まるから、展開前に数的不利を取らないようにしたい」
とアドバイスをいただきました。
そこで、
・数的不利を取っていない状態でドリュウズを展開し、ドリュウズの苦手なポケモンに対抗できるポケモンを裏に備えておく
・先に味方でドリュウズの攻撃圏内に入れておいて縛れる状態を作っておく
この2つを意識する必要があると考えました。
アドバイスをもとに、上記2つから残り4匹に必要だと感じた要素は
②数的不利を取らない為に耐久調整を施したり、回復技を採用する
③こだわりスカーフを持たせたポケモンによる奇襲で相手の頭数を減らし、数的有利を作る
この3つだったので、
①②を意識してラティオスと炎オーガポン
②を意識してサーフゴー
③を意識して水ウーラオス
を採用しました。
詳細は個体紹介で触れたいと思います。
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【個体紹介】
【調整意図】
HB:
HD:
・C187ハバタクカミのムーンフォースを砂下で2耐え。
ムーンフォース+テラスムーンフォースを耐えられる確率が少しでも上がるように残りHDに。
ドリュウズを展開する為の砂起動要員。
他の砂起動要員と比較し、アカツキガチグマに立ち回りやすいことを重視しバンギラスを選択しました。
数値と耐性により受け出しできる相手が多い為、取り巻きはこのポケモンとのタイプ補完を意識して採用し、2体のサイクルでドリュウズの一貫を狙う動きを目指しました。
その為アカツキガチグマやディンルーなどを削りドリュウズの圏内に入れる為にけたぐりを採用しました。岩石封じとイカサマにより、カイリューなどの起点にならず処理や削りができる器用さもとても偉かったです。
持ち物はドリュウズで縛る時間を延長できるさらさら岩です。
技構成は上記の3つに加えてエースであるドリュウズの攻撃のサポートとしてステルスロックを採用しました。
テラスタイプは水ウーラオスの水流連打やパオジアンの氷柱落とし、カイリューのアイアンヘッドを抑える為に”水”を選択しました。
【調整意図】
・火力も素早さも甘えたくないのでAS振り切り。
【火力ライン】
・H4振りカイリューをステロ+ステラアイアンヘッドで確定。(H252B4振りに対しては6.3%)
・B4振りウーラオスをステロ+ステラ地震で56.2%で倒せる。(ゴツメダメ1回+ステラ地震なら確定)
・H252B52振り炎オーガポン(A200水ウーラオスのテラス水流連打確定耐えの調整)を砂ダメ2回+ステラ地震で確定。
本構築のエース兼相棒ポケモン。
砂下という条件付きでほとんどのポケモンの上を取ることができるので、エースとしてもストッパーとしても優秀です。
火力不足を感じる場面もありますが、ストッパーを兼ねているのでブーストしたハバタクカミに負けないことを重視し最速としています。
また、相手の最速カイリューの竜舞1回→スケイルショットまでならリカバリーが効くので最速が活きる場面は多かったです。
持ち物は火力不足を補う為に命の珠です。
技構成はメインウェポンのアイアンヘッド、地震、火力底上げの為の剣の舞、ラストは相手のテラス確認や砂ダメージ蓄積、キョジオーンに強くなれる身代わりを採用しました。
テラスタイプはメインウェポン2種を強化できる”ステラ”を選択しました。
【調整意図】
HB:
・A200水ウーラオスのテラス水流連打を格闘テラス状態で99.8%で耐える。
・A200水ウーラオスのA↑1テラス水流連打+アクアジェットが86.2%〜101.9%。
A182水ウーラオスの水流連打+アイススピナーを確定耐え。
・A189鉢巻パオジアンの氷柱落としを格闘テラス状態で87.5%で耐える。
C:
・H252D4振り水テラス状態のウーラオスをゴツメスリップ×3+ラスターパージで確定。
・D4振り悪ウーラオスをテラス波動弾で確定。
・D4振り悪テラス状態のパオジアンをテラス波動弾で確定。
・H212D252振り慎重チョッキ霊獣ランドロスをラスターパージ+D↓1冷凍ビームで確定。
S:
・最速ウーラオス+2。
①と②の条件を当てはめたポケモンその1。
一番の仮想敵は水ウーラオスで、ゴツゴツメットを持たせることで、もとの耐性と併せて負荷をかけることができます。これによりバンギラスとのサイクルの中でドリュウズの一貫を作ることを狙いました。
併せて自己再生により場持ちをよくすることで「先に数的不利を取らない」という点も意識しました。
技構成は一致技かつ崩しを行えるラスターパージ、霊獣ランドロスやカイリュー意識の冷凍ビーム、ブリジュラスやパオジアン、悪ウーラオス意識の波動弾、回復技の自己再生としました。
テラスタイプは蜻蛉返りへの耐性付与、悪の一貫切り、波動弾の威力アップを期待して”格闘”を選択しました。
3/5追記)
ラティアスとの違いですが、ラスターパージにより崩しも行える点、もとの火力が高いおかげで確定で落とせる相手がラティアスより多い点を評価して今回はラティオスを採用しました。
ラティアスにすると格闘テラス波動弾で悪ウーラオスを確定で落とせなくなりますが、Dが高いのでアカツキガチグマのテラスブラッドムーンを耐えることができます。
④炎オーガポン
【調整意図】
HB:
・A200パンチグローブ水ウーラオスの水流連打+アクアジェットを確定耐え。
・A182鉢巻水ウーラオスのテラス水流連打を85.7%で耐える。
・A189鉢巻パオジアンのテラス噛み砕くを確定耐え。
・A172パオジアンの氷柱落としを2耐え。
HD:
・C205眼鏡ハバタクカミのパワージェムを最高乱数以外耐える。
・C187ハバタクカミのシャドーボールを2耐え。
S:
・準速カイリュー+2。
①と②の条件を当てはめたポケモンその2。
HBに寄せることで水ウーラオスに加えて鉢巻パオジアンに強くしました。ハバタクカミにもある程度対応ができるので、ラティオスが不利をとる後者2体を意識した場合に選出するポケモンとして採用しました。
ただ、対ハバタクカミはシャドーボール+ステラシャドーボールが確定耐えではないのでそこは留意しておく必要がありました。
技構成はメインウェポンのツタこんぼう、ウッドホーン、カイリューやブーストしたハバタクカミ、ミラー意識の岩石封じ、回復技の光合成としました。
草技ですが、水ウーラオスを一撃で落とせないというデメリットもありましたが、光合成と併せて場持ちを良くできたり、高耐久+回復により確定数をずらせたりなどの強みがあるウッドホーンを採用しました。
⑤サーフゴー
【調整意図】
C:
・D4振り水ウーラオスをC+2シャドーボールで最低乱数以外倒せる。
HB:
・A200パンチグローブ水ウーラオスのテラス水流連打を99.8%耐える。
S:
ミラーや遅いウーラオス、グライオン、カイリューを意識して最速。
②の条件を当てはめたポケモン。
主にブリジュラス、キョジオーン、キラフロル、チオンジェン、キノガッサ、受け構築に強めなポケモンとして採用しました。
役割がピンポイント気味なので、選出機会は一番少なかったものの、選出した際は相応の活躍をしてくれました。搦め手へのお守りとして運用したいので持ち物は隠密マントです。
技構成は火力底上げの為の悪巧み、回復技の自己再生、攻撃技はシャドーボールとゴールドラッシュが一番使いやすかったのでこの2つをそのまま採用しました。
テラスタイプは炎、草、水に対して耐性が付く”ドラゴン”を選択しました。
⑥水ウーラオス
【調整意図】
HD:
・C187ハバタクカミのテラスムーンフォースを水テラス状態で確定耐え。
S:
・スカーフ込みで最速テツノツツミ抜き。
A:
・最大火力になるように振り切り。
③の条件を当てはめたポケモン。
スカーフを持たせて偵察、奇襲、スイープを担ってもらいました。構築全体の素早さが遅めなので、そこを補えていたのも良かったです。
初手にパオジアンや眼鏡ハバタクカミを誘うので、テラス水流連打で処理をし、数的有利を取るよう心がけていました。ただ、パオジアンは中盤にかけてオボンの実電気テラス型が増えた為、炎オーガポンを一緒に選出した際は蜻蛉返りから入って一旦炎オーガポンに引いて様子見するようにしていました。
技構成はメインウェポンの水流連打、インファイト、対面操作の為の蜻蛉返り、最後はカイリューへの打点としてアイススピナーを採用しました。
テラスタイプは水流連打の威力を上げる為に”水”を選択しました。
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【苦手なポケモン】
・スケイルショットカイリュー
ドリュウズでリカバリーが効くとは言ったものの、普通に強すぎて対応しきれないことが多いです。上手く捌ける方法を早く見つけたいと思います。(たまにアイアンヘッドを打つ顔をして鋼テラス読みで地震を押したこともありました…)
・イダイトウ♂
このポケモンもとてもきつかったです。
一応対応策が
①バンギラスをラストに残してテラスを切ってイカサマで処理をする。
②炎オーガポンがお墓参りを耐えるので、あらかじめステルスロックを撒いておいてウッドホーンで処理する。
になるのですが、
①はフェアリーテラスと一定数当たったこと
②はABイバン型が増えたこと
この2つの問題があり、安定しませんでした。
砂パならばこのポケモンの対策は必須だと思います。
・テツノツツミ
いつもきついです。このポケモンへの勝ち方が今でも分かりません。いつでも対策を募集してますのでお気軽にDM下さい。
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【選出パターン】
パターン①
バンドリ+@1
+ or or or
基本選出になります。
・相手にウーラオスがいた時
・ドヒドイデ+ディンルーの並び(裏による)
・相手に炎オーガポンがいた時
・相手のウーラオスとパオジアンを重く見る時
・相手のパオジアンとハバタクカミを重く見る時
・ブリジュラスやヘイラッシャ等物理1本で詰む相手がいない時
・キラフロル+キョジオーンの並び
・ドヒドイデ+ディンルーの並び(裏による)
・チオンジェン絡み
・受け構築
基本はこれらに沿って選出を決めていました。
パターン②
or
いわゆるスタンパに対して多かった選出です。
パオジアンとハバタクカミがいた場合は、水ウーラオスで様子見したいのでウーラオススタートになります。こちらのウーラオスは相手側のウーラオスに強くないので引き先としてラティオスを控えに置き、最後はブーストしたハバタクカミにもある程度対応できるようにオーガポンを選出することが多かったです。
序盤〜中盤はバンドリ+ラティオスの選出をしていたのですが、相手の選出をメモしていた際、ハバタクカミorパオジアンorカイリュー+アカツキガチグマ+ウーラオスという選出が多かったので、後半はバンドリ選出は控えめだったものの、バンドリ選出をしないとスケイルショットカイリューがきついので悩ましいところです。
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【最後に】
最後までご覧下さり、ありがとうございました。
大好きなドリュウズとまた2000に乗れてとても嬉しいです。
次はもっと頑張りたいと思います。
「ここはこうした方がいいんじゃないか?」等ございましたら遠慮なく仰ってください。
それでは、失礼いたします。
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【ガチで本当にありがとうございます】
・最後まで一緒に構築を考えてくれたぴちさん
【Special Thanks】
・ポケモンの案をたくさんくれた砂の民の方々
・世話をしてくれたフロイト先生
・おでんさん
【Special No Thanks】
・ビエラの真似をすると一瞬で通話を切るぴちさん