【はじめに】
S16お疲れ様でした。
S14以来、ギガドリという砂構築で4度目のレート2000を達成することができたので、今回も記念として記事を綴ろうと思います。
(S15は1900にも到達することができず惨敗…)
よろしければ最後まで見ていただけると幸いです。
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【使用構築】
【結果・最終】
TN:Akuta Hinako
最高レート:2000 最終レート:1953
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構築経緯
いつも通り普段から使っているを続けて使用することに。
潜っているなかで、カプ・レヒレとギルガルドが増加傾向にあると感じたため、その2匹に有利を取れるの採用から出発。
最初はリザードンYをメガボーマンダの捨て身タックルを耐えられる調整かつパワーのある型で採用していたが、肝心のカプ・レヒレに上から水Zを打たれたり削られたりすることが多かったためSを最速レヒレ抜きまで伸ばし、パワーのないカプ・レヒレに複数回受け出しが効くように羽休めを採用した。
しかし最速のカプ・テテフや霊獣ランドロス、意地っ張りのメガメタグロスに抜かれることが多かった為、最速に変更。
Sを最速まで伸ばしある程度耐久を振ったことにより火力が下がりメガボーマンダに隙を見せると予想した為、機能を低下させられるように鬼火も採用した。これにより裏のポケモンと合わせて詰めることも可能になったり、相手の霊獣ランドロスやメガメタグロス、カビゴン等に火傷を入れドリュウズで舞う機会を増やした。
次に詰めポケモンを探していたところ、カラーさんと非力さんの鬼羽リザ+カビゴンの構築記事を思い出し、鬼火と相性も良く、砂構築に選出されやすい霊獣ランドロスやメガボーマンダに強いを、メガギャラドスに強めであるを採用した。鬼火による恩恵を活かすためにカプ・レヒレにも瞑想を採用した。
最後に崩し枠として、メガメタグロスに強く出られてHBではないポリゴン2をA+2聖なる剣で高乱数で処理できる剣舞を採用したが、ギルガルドの枠は最後まで納得のいくポケモンが見つからなかった。
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個別紹介
ギガイアス@さらさらいわ
性格:慎重
特性:すなおこし
技:ステルスロック 重力 岩石封じ 大爆発
努力値:H244 B12 D252
実数値:191-154-155-×-143-45
~配分意図~
砂下でC147カプ・コケコ(臆病C252振り)の珠草結びを99.6%で2耐え
いつも使用しているHDギガイアス。
C197霊獣ボルトロスの砂下でめざ氷+Zきあいだまを確定で、10万ボルト+Zきあいだまを高乱数で耐えられる程の耐久があるので、特殊に対してはある程度後投げが利く。
技構成は重力を他の技にも変えられるが、ギガドリは「ドリュウズを無理矢理通す」ことをコンセプトとして成り立つ砂構築だと思っているので僕の中ではこの4つで完成されている。
ドリュウズ@ジメンZ
性格:陽気
特性:すなかき
努力値:A228 B28 S252
実数値:185-184-84-×-85-154
~配分意図~
HAB:
A+2不一致イカサマ最高乱数以外耐え
HB:
A200テクニシャンキノガッサのマッハパンチを75%で耐える
A:
ステロ+A↑2 Z地震でHBポリ2を75%で突破(砂ダメが一回でも入っていれば確定)
S:
最速(砂下なら準速メガバシャーモに2加速されても抜ける)
このポケモンもいつも使用している個体。
対オニゴーリや展開構築へのカウンター要員として動かすので陽気最速。最速にすることで2加速したメガバシャーモ、2舞したメガギャラドス、1加速したアーゴヨンの上を取ることができる。
最終日はオニゴーリが増えることが予想されたので意気揚々と待ち構えていたが、回避→防御→回避→素早さ→素早さと順番にドリュウズピンポイントで能力を上げてくる個体と多数マッチングして発狂した。
性格:臆病
特性:もうか→ひでり
技:オーバーヒート ソーラービーム 鬼火 羽休め
努力値:H140 B108 C4 D4 S252
実数値: 171-×-112-180-136-167
~配分意図~
HB:
A182ガブリアスの岩石封じを13/16耐え
A197メガメタグロスの雷パンチを確定耐え
HD:
C170ゲッコウガのZハイドロカノンを晴れ下で確定耐え
C:
晴れ下オーバーヒートで耐久無振りカプ・テテフ、H振り霊獣ランドロス(196-100)、確定
S:
最速
調整はカラーさんがS15で使用されていた鬼羽リザードンYのものを使わせていただきました。
http://collar-erpk.hatenablog.com/entry/2019/06/20/203505
カラーさんの記事はこちら。ご本人様からは添付許可を戴いています。ありがとうございますm(__)m
鬼羽リザードンYに変更した際、最初はメガボーマンダの捨て身耐え、準速100族+2の調整で動かしていたが、最速のカプ・テテフやミミッキュにいなされることもちょくちょくあったので途中から最速に変更。
最速にしたことにより耐久が大幅に下がりメガメタグロスや霊獣ランドロスの岩石封じを耐える確率が下がったが、ミミッキュやメガガルーラ、スカーフでない霊獣ランドロス、共有メガボーマンダの上から鬼火が打てたり、意地っ張りのメガメタグロスの上からオーバーヒートを打てたりとメリットが沢山生まれたのでこの変更は正解だった。
表選出ではバシャーモがやや重たいのでエアスラッシュが欲しくなる時もあるが、水タイプへの打点最優先だった為最後の枠はソーラービームで正解だったと思う。
カビゴン@イアのみ
性格:腕白
特性:くいしんぼう
技:捨て身タックル 炎のパンチ 鈍い リサイクル
努力値:H148 A12 B252 D92 S4
実数値:254-132-128-×-142-51
~配分意図~
H:16n-2
A:
A+2炎のパンチでH175B168(H236B60振りでランドの地震2耐え調整のもの)メガハッサムを確定
晴れ下炎のパンチでH151B153(H132B12振り)カミツルギを確定
A+1捨て身タックルでH151B94アーゴヨン(H20B4振りで地球無げを3回耐える調整)を68.8%で倒せる
HB:
鈍い3回でA156ミミッキュのA+6じゃれつくを~46.5%に抑えられる
(火傷が入っていれば鈍い1回で38.2%に抑えられる)
HD:
C200テテフのPFサイキネを99.6%で2耐え
S:余り
詰めポケモン①。
基本は鬼火で相手の物理ATの機能を停止させてから積んでいく。
鬼火が打てないとき、外した時も霊獣ランドロスやメガボーマンダ、ミミッキュの相手をしてもらうことを考えて腕白を選択。
vsビルドランドは五分五分の勝負な為少しでもHPとPPを残したいので恩返しや八つ当たりでも良いと思う。
炎のパンチの枠は初めは表選出でやや重ためなカプ・コケコに打てる地震を入れていたが、カミツルギへの打点が欲しくなることが多かった為炎のパンチに変更。
炎のパンチに変更したことによりカバマンダツルギへの構築にも選出しやすくなった。
リザードンYのひでりと合わせれば激流ゲッコウガを見ることもできるため、S16でとても多かった激流ゲッコウガに強く出られた。
激流ゲッコウガの中でどくどく持ちの個体がちらほら見受けられたので、後述のカプ・レヒレのミストフィールドも展開すれば熱湯の火傷や毒を防ぐことができ、しっかり相手にできた。
選出誘導力がとても高いことに加え、ドリュウズと苦手なポケモンが類似している為、相手の選出や処理ルートをある程度絞ることもできる。
カプ・レヒレ@ウイのみ
性格:図太い
特性:ミストメイカー
技:瞑想 リフレクター 熱湯 ムーンフォース
努力値:H236 B116 C4 D4 S148
実数値: 175-×-165-116-151-124
~配分意図~
H:16n-1(砂との同時選出もある為)
B:11n
S:
準速キノガッサ+2(キノガッサ抜きまででとどめてるレヒレも抜くことができる)
詰めポケモン②
リフレクターを採用し、詰めポケモンであると同時に味方の積みのサポートも可能にした型に。
バシャーモを見るために少しでも耐久を上げたくて図太いで採用。
浮いているポケモン(テッカグヤ、素のギャラドス、霊獣ランドロス、メガボーマンダ等)にも火傷を入れたかったので水技は熱湯を、残りの攻撃技はドラゴンへの打点としてムーンフォースを選択した。
リフレクターによる物理耐久の底上げができたので、最速テッカグヤ抜きまで振ったヒートロトムを抜けるところまでSを伸ばしても良かったかもしれない。
ギルガルド@ゴーストZ
性格:意地っ張り
特性:バトルスイッチ
技:剣の舞 シャドークロー 聖なる剣 かげうち
努力値:H156 A252 B4 D12 S84
実数値:155-222-71-×-72-91
~配分意図~
HD:
C200カプ・テテフのPF眼鏡サイコキネシスを98.8%で2耐え
A:
HBテッカグヤをA+2 Zシャドークローで確定
HBドヒドイデをA+2 Zシャドークローで確定
H212B171カバルドンをA+2 Zシャドークローで75%で突破
HBカバルドンをA+2 Zシャドークローで31.3%で突破
4倍ステロ+A+2影うちで無振りリザードンXを最低乱数以外倒せる
S:
12振りブラッキー(S実数値87)+4 かつミラー意識で多めに
崩し枠兼スイーパー。
相手のカプ・テテフ、メガメタグロス、カビゴンとグライオンがいない受け構築の対策ポケモンとして採用。
Zクリスタルは広い範囲に負荷をかけたかったのでゴーストタイプのZクリスタルを持たせた。
キングシールドを所持していない為択の先延ばし等ができなかったが、それ以上に攻撃技を増やしたいと思うことの方が多かったので、技構成はこれで良かったと思う。
努力値だが、Aを220まで下げてSをさらに上げることも考えられるが、Aを下げてしまうとHBドヒドイデとHBカバルドンに対する乱数が変わってしまう為この辺りは一長一短。
受け崩しをメインとして採用していたが、S16ではカバマンダが増加していたせいか、グライポリ2ドヒドの並びが非常に多く、対戦した中では一度も崩せず負けているので(別ロムでの2000チャレもグライポリ2ドヒドと当たって発狂した)崩し枠を化身ボルトロスや瞑想カプ・コケコ等にした方がよかったかもしれない。
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構築全体評価
今回「カプ・レヒレとギルガルドが増えた気がする」と感じリザードンYの採用に至ったが、このインスピレーションはあながち間違いではなかったようで、実際多くのカプ・レヒレ+ギルガルドの並びに勝つことができたのでメガ枠の採用は正解だったと感じている。
カビゴンを毒等で対策してくる相手にはカプ・レヒレ+カビゴンがとても刺さり、とても強力に感じた。この並びと何度も対戦して強味を理解しているつもりではあったが、実際に使ってみて改めて実感することができた。
ギルガルドに関してはメタグロスやカプ・テテフやHBでないポリゴン2をいなすことができたので強力ではあったが、もう少し環境に応じた崩し枠を選択すれば良かったと思っている。恐らく変更するならギルガルドの枠になる。
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最後に
自信4度目のレート2000を達成できてとても嬉しく感じます。僕自身orasからやってきてUSUMで初めて2000に乗った人間なのでやっぱ嬉しいものは嬉しいです…w
悔しいことに、2000到達からは1勝もできませんでしたが、S17は2100に近付けたらいいなぁと思います。
最後に、この構築を作成する上で参考にさせていただいた構築記事を添付させていただきます。
ご本人様からは添付許可を戴いています。
http://maskpoke.hatenablog.com/entry/2019/01/08/141707
非力さん、本当にありがとうございましたm(__)mとても勉強になりましたm(__)m
それでは長くなりましたがこれにて失礼します、
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Special Thanks
・頑張ってくれたポケモン達
・対戦してくださった方々
・参考元構築記事の添付許可をくださったお二人
・ミラクル交換でヘビーボールカビゴンをくれた日本ユーザーのショウヘイ君
・週3でソフトクリームを注文しても「いつもありがとうございます^^」と笑顔で作ってくれるミニストップの店員さん(いやほんとありがとうございます…)